ゼブコ33プラチナをフロロ10ポンド80m巻きにして直結で使う

もうシーズン最終なので、釣果を急いでいる。小物と戯れるのはヤメて、ゼブコ33プラチナで本気出すことにした。

ついに本気出して大戦果を挙げたゼブコ33プラチナ。

30cm台の元気の良いチヌを相手にしても、全く余裕でやり取りできましたが、それで判明したのはドラグの素晴らしさでした。

たぶん、このリール…ポテンシャルとしてはモノスゴイ超大物でも平気で釣れちゃうのではないでしょうか。1mクラスの鯉とかでも平気で釣れちゃいそうな。

ゼブコ33って、米国ではメータークラスの巨大魚を釣るのにも使われていますが、その中でもプラチナは最も頑丈な作りです。ただ、ラインが問題になってくるのでした…

とにかくドラグが素晴らしい

ゼブコ33はリール上面の真ん中にドラグがありまして、「+」「ー」とハッキリわかりやすく書かれて、ドラグダイヤルも程よいサイズで動かしやすく、魚とやり取りしている間に右手でも左手でも楽に操作できて、しかもクリックストップがついているのです。回すと「チリリリリ…」と抵抗がついて音が出る。これでドラグをどれぐらい動かしたのかの「目安」になります。

ダイワのスピンキャスト80も同様に、リール上面のセンターにドラグダイアルがあるのですが、こちらはクリックストップありません。音もなく「ヌルルルル…」と動きます。好みもあるとは思いますが、私としては味気ないし、使いにくいです。

ダイワのアンダースピン80はリアドラグでクリックストップに「チリリリリ…」の音もついているので使いやすいのですが、リールがロッドに対して下向きになってその末端にドラグがあるので咄嗟にドラグを操作する際に、どっちがプラスかマイナスか、回転方向がわからないことがあります。

それと、

ドラグを固定しているネジが緩みやすくて、今まで2回ほど魚がかかった時に、ドラグが調整できなくて、せっかくの獲物を逃したことがあります。写真を見ると、小さいギアの上のネジが浮いていますが、長く使っていると、ここが緩んでくるのです。そして、アンダースピン80をここまで開けようとすると面倒な構造なので、つい増し締めせずに、トラブルが発生するわけです。

フロロ直結

…というわけで、ゼブコ33プラチナは、

  • 頑丈で安心して使える
  • ドラグはスムーズに調整できる

ので、後はラインさえなんとかしてやれば、相当な大物にも対応できるはず…そこで考えたのは、リーダーを使わず、フロロライン直結で使用することです。

ゼブコ33プラチナは、ピックアップピンにセラミックを採用していますが、これはたぶんPE使用すると削れてくると思うのですね。ただ、PEを使って何のメリットがあるのか…という話になると「飛距離」ですが、そもそもスピンキャストリールでは飛距離はあまり出ません。

今までの記事でもお分かりになられるかと思いますが、スピンキャストリールはロッドを長くしたからと言ってそれで劇的に飛距離が伸びるわけでもなく、私がよく通うフィールドは狭いため8フィートを越えるロッドだと取り回しにくかったりもします。

そこで、飛距離を伸ばすためにはルアーを重くするのが最も適切な対応でして、PEだ!長いロッドだ!という「より遠くへ」を目指すなら、最初からスピニングリールを使っておけばよいのです。

ただ、大物に対応しようとしてナイロンラインで太くしようとすると、ゼブコ33なら3号ぐらいが限界(元々10ポンドで90ヤードぐらいのラインキャパしかない)。でも、メインラインがそこまで太くなるとリーダーを結ぶ必要もありません。

そこで、ライントラブルが起きにくい…というスピンキャストリールの特徴も活かして、いっそメインラインにフロロ10ポンド(2.5)を80メートル巻いて、ルアー直結で使ってみようと思ったわけです。

なぜ80メートルなのか?

ゼブコ33プラチナのラインキャパは10ポンドなら「90ヤード」というのがカタログスペックになっておりまして、90ヤードはメートルにすると82メートル。

シーガーが販売しているフロロマイスターは80メートルごとにシールでマーキングされておりまして、丁度使いやすいのです。

ラインはフロロだけど柔らかい?気にすれば少し硬いかな…というぐらいでした。

ところが!シールの目印が出てくるまで巻いてみたらこんな感じ。スプールのキャパシティパンパンですね。たぶんこれでキャスティングを繰り返すとライントラブル起こしそう。実際は2号80メートルで充分だったようで…とはいえ、フロロ2号だと「底ジギ」をやる際に不安です。とりあえずこれで実戦投入して、ライントラブルがあるなら、釣り場でラインを切って短くして使おうと思います。

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