前回使用したバスロッドは少し固めだったので
今回はちょっと柔らかめのものに変えた。
ダイワのリバティクラブ5105TLFS。アマゾンのレビューではやたらと「折れる」と噂のロッドだが、この4年ぐらい色んな使い方をしても、一向に折れない。ダイワらしい立派なロッドだと思う。
リールはゼブコ33マイクロ・トリガースピン。ダイワの5105TLFSと組み合わせると、バランス的には丁度いい。
都市河川河口部…湾奥と重なり合ういつもの小場所。日没直後、小潮、気温低め、潮止まり…というあまり良くないコンディション。風が緩やかなのがせめてもの救い。ただし、何を投げてもヒットしない。小さなアタリはある。食い渋ってる。小潮の時はこんなものだ。
アピールで出るか、フィネスで誘うか。
まずはアピール。ここは小場所なのでバイブレーションなんか投げたら一発でスレてしまう。
大きなシャッドテールのワーム、カラーチェンジ…反応なし。
困った時のR-32。これにはアタリがあった。さすがはR-32。なぜかこのワームは他のルアーでは全くアタリが取れない時でも、シーバスの反応を引っ張り出してくれる。
ただ、テールに食っているようでフッキングしない。
食いが渋いのか、シーバスが小さいのか。
そこで、R-32マイクロに変更した。お気に入りのアカバチカラー。小さくて細い、色も目立たない。でも、コイツの実力は侮れない。
R-32マイクロに変えてキャストした途端にヒット!ドラグが引っ張り出されて一瞬焦る。グイグイ引っ張るのでクロダイかな?と思ったが、水面に輝く銀色の魚体を見えた。
ギュルルルル…とドラグを鳴らしてラインが出ていく。ゼブコ33マイクロ・トリガースピンに付属の4ポンドライン…つまり1号のナイロンラインだが…無理をすればすぐに切られてしまう。リーダーにはフロロ6ポンドを使っているので少々ストラクチャーでこすられても大丈夫だが、油断は禁物。ロッドのしなりをつかって動きをいなしつつ巻き上げて間合いを詰める。
じっくりと体力を奪ってからランディング。計測してみたら40cmだった。
いままでチーバスとばかり遊んでいたが、ようやく満足できるサイズを釣り上げられた。
持って帰って食べようかとも思ったが、痩せたシーバスだし、まだ顔は子供みたいである。
写真を撮影したらすぐにリリースしてやった。
この後も何度か、R-32マイクロで大きめのアタリがあったが、上手く乗らず、水面も静かになって魚の気配も失われたので納竿した。
ゼブコ33マイクロ・トリガースピンのテスト釣行を4回行ったが、シーバスを狙う上でベストとなる組み合わせのロッドはやはりこのダイワの5105TLFSか。
たぶん、この組み合わせで50cm台のシーバスも狙えるのではないかと思う。
このリールの実力をしっかりと見極められたのであった。