前回のテスト釣行ではツーピースのグラスロッドを使用したが、これがちょっと使いにくく、キャスティングの精度も出せなかったので
今回は鱒レンジャー改CT50を使用することにした。ワンピースのソリッドカーボンロッドである。
ゼブコ33マイクロにはちゃんと給油してラインには「PEにシュッ」をかけて滑らかにしている。
まず1匹目。これを出すまでに時間がかかった。中潮の満潮手前で潮の動きがあり、チーバスの動きが活発だったが、突然の雨で冷え込んで、食いは慎重。マイクロベイト系の小さなワームに0.6gのジグヘッド。水面の波紋でいるのはわかるが、何度キャストしてもヒットしないので、寒さでレンジが低いのかと思い、ロッドチップが水面に入るぐらいまで下げて、ゆっくりひくとアタリあり。ただフッキングしない。
そこでドラグを完全ゆるゆるにしたら気持ちよくフッキングした。チーバスで食いっぷりが悪いので、ドラグが強いと弾いてしまうのだろう。
2匹目。コツがわかったら後は早かった。
3匹目。サイズアップした。
4匹目。とにかくレンジをさげる。ドラグはゆるめる。バイトしてからドラグを締める。ゼブコ33マイクロはドラグがリールの表面にあって操作しやすい。瞬間的にドラグ調整できる。
そして最後の5匹目。なかなかのサイズになってきた。
このあたりで雨が本降りになって釣りがやりづらくなってきた。小振りになった合間に帰宅したが、それまでのキャスティングで気づいたのは…
- ワンピースロッドのキャスティング精度は良い
- 特に鱒レンジャーは安い割にかなり作りが良い。
- ロッドのシャキッとした振り心地で極小のワームもキッチリ飛ばせる。
- しかし、ベイトタイプというのはリールが上に来るので、振り抜く時のバランスが悪い。
- それと、操作性においてはトリガースピンの方が優れている。
- ただし、トリガースピンはドラグ調整がとっさにはやりづらい。
ということだ。
ゼブコ33マイクロは決して悪いリールではないのだが、全体的な使い勝手の良さはトリガースピンの方に軍配が上がりそうである。