私のシーバス釣りは、ワームの活用を主として展開する。スピンキャストリールは、広い場所で広範囲に遠投するような釣りには向いてない。小場所をマメに攻めることで釣果を得る。ストラクチャー回りを重点的に、水深を変え、綿密に攻め倒す。
そういう釣り方をする際に、バイブレーションなどを投げると、あっという間にスレてしまうので、目立たないようにワームを使う。
ただ、最近はかなりシーバスの居場所がわかるようになって、「あそこにいるな…」と思ってワームを投げたら、その瞬間にバイトがある。でも、フッキングしない。何が起こっているのか。ジグヘッドでワームを投げると、フックは上向きの1本しかない。たぶん着水した瞬間に下から食らいついてくるシーバスには、フックが口に当たらず、すぐに吐き出してしまうのだろう。
そこで、ワームにセットするフックを下向きに出来ないか…と考えていた際にみつけたのがこれ。
コアマンのVJ-16…よく釣れるとの噂で有名なルアーだ。私はこれをずっと避けていたけれど、今までの無数の「着水バイト」を全部フッキングさせられるようになるのなら…と思い、ついに買ってしまったのである。
極めてシンプルな構造だ。ちょっとがんばれば自分でも作れそうである。フックはちょっと小さくて、がまかつトレブル13の#10がついている。
VJ-16の下部。トリブルフック2つをどうやって取り付けるのかと思っていたのだが、なるほど、こういう構造だったのか…
ワームは、アルカリシャッドを逆向きで取り付ける。
ワームの「向き」といい、頭部の形状といい、これはダートさせやすそうな形である。
包装の裏にスペックが書かれてある。
その中に、アルカリシャッドの断面図…というのがあり、「フックホール」なるものを解説していた。こんなのあったっけ?
付属の予備ワームを見てみると…
確かに微妙な凹みが…最近はなんでも親切ですねぇ。
16gと言う割に、さほど大きくもなく、コンパクトな方だろう。
スピンキャストリールでシーバスを釣る場合、飛距離の短さが問題なのだが、それはロッドを長くするよりも、重いルアーを投げた方が有利…というのは経験的にわかっている。
そろそろシーバスのシーズンは終了なのだが、VJ-16を積極的に投入して、釣果の向上を目指してみたい。