もうシーズン最終なので、釣果を急いでいる。小物と戯れるのはヤメて、ゼブコ33プラチナで本気出すことにした。
とは言え、普通にやっていると全く釣果が得られない。
大潮の潮止まり。どこかに獲物が潜んでいる…こういう時は、あまりやりたくないけど「底ジギ」である。
「底ジギ」とは?
この釣法は誰でもやっていると思うけど、私はその一般名称を知らない。
単純に言えば、底だけを叩き続ける岸ジギだ。
- ルアーは何でも良いけど、私はコアマン・アルカリシャッドに5g以上のジグヘッドを使います。
- まずは岸ジギと同じようにキワでルアーを垂直に落として着底させる。
- ラインのたるみを見ながら、シャクってルアーで底を「トントントン」と不規則に叩く。
- ラインを巻き上げず1~2歩移動してまたトントン叩く。
- 3~4の繰り返し。
【コツ1】基本的に、川でやる時は下流から始めて上流へ歩くのがベスト。水深の深い方から浅い方へと移動するのです。その方が少し巻き上げるだけでラインを調整できる楽できます。
【コツ2】「トントン」のリズムは不規則が肝心ですが、「食わせの間」を与えるため、たまに動きを止めます。この瞬間に食らいついてくることが多いです。
【コツ3】軽いアタリがあっても、そのまま継続。不規則にトントンしているのでルアーにバイトしにくい。それでもシツコク追っかけてきます。
この釣法は、元々はバス釣りのダウンショットリグでやっていたのを、直リグでもやるようになって、それをシーバス釣りの時にやってみたところチヌが爆釣した…というもの。だから、主にチヌの釣り方である。
潮が止まっている時、チヌは岸壁のキワの底付近で待機している。その鼻先でルアーを踊らせてリアクションバイトを誘発させる釣法である。
フィールドについて1時間ほどは普通のキャスティングで釣果なし。
そこで底ジギに切り替えたところ…
5分と経たずにこの釣果。39cmでした。
最近、尻無川にくるチヌはとてもキレイだ。居付きじゃないのかな。
使用しているのはコアマンのアルカリシャッド。
使用しているジグヘッドはがまかつのレンジスイマータイプミドルの5g。これはバランスが非常によくて、どんな状況でもフックが上を向いて着底する。だから、川底でいくらトントンしても、根掛かりしにくい。したことがない。
ほどなくして2匹目。38cm。
本当にキレイな魚体だ。家には魚をおろすための準備をしているのだが、釣った魚を殺すのが可哀想で持ち帰れない。とはいえ、家ではスーパーで買った魚を食べているわけだが(笑)
この日釣ったチヌは全てお腹が立派に膨らんでいた。30cm台だがズシリと重い。
そして3匹目。37cmだった。
どれもズッシリ重くて、いい引きをしていたけど、ゼブコ33プラチナはドラグの位置が操作しやすいのと、少しづつドラグを調整できるので、余裕を持ってファイトできた。ラインはナイロン2号、リーダーはフロロ12ポンドである。
やはり、ある程度の大物を相手するのであれば、ゼブコ33プラチナに限る…と実感したのであった。
「底ジギ」に切り替えてから30分に1匹ペースで釣り上げたので良かったのだが、結局シーバスは釣ってない。シーズンが終わろうとしているのに…さぁ、どうしたものか…と悩んでいる。