ストリートフィッシングを目指す上で、必要なのは「いつでも持ち歩けるタックル」。
普段使いのカバンに忍ばせても、全く不自由ないコンパクトサイズのタックルは可能なのか。
その答えの1つとして、スピンキャストリール…とりわけゼブコ33マイクロは小さくて収まりがよい。ライン込の重量が163gだから、今となってはこれより軽いリールは存在するものの、容積的な小ささと、実用的な性能(超小型スピニングリールは昔からあるけど、「あちらを立てればこちらが立たず」で中途半端なものが少なくない)と、カバンの中でかさばりにくいデザインを考えると、ゼブコ33マイクロは現実的な選択肢である。
ただ1つの問題は…このリールをつけるべき「小さなベイトロッド」がない…ということ。
そこで、以前から考えていた「アイデア」を実行してみました。
失笑を買いそうですが、オルルド釣具の「トラルド120」と合わせてみました。
全長32cm、重さ76g(トップカバー抜きの重量)。
つまりリールと合わせても、239gしかありません。
「でもこれってどうやって握るの?投げれるの?」と思われる人もいるでしょうが…
こうやって握るとちゃんとホールド出来て投げられます。
ベイトロッドならある「トリガー」が、スピニングロッドの「トラルド」には付いていません。でもそれだったらリールに指を掛ければいいんじゃない?と思いついたのでした。
一応は投げられるし、慣れたらかなり使えるのですが、やっぱりこれでずっと使いたい…とは思わないかな。あまり安定して飛距離を出せませんでした。スピンキャストリールの操作って、微妙な親指の押し加減で決まっていて、ちゃんとホールドできないと、タイミングがズレちゃうのですね。3gのジグヘッドワームを使って、ある時は20mは飛んだか…たまに5mぐらいしか飛ばせない…という結果になりました。
スピニングロッドを使うなら、やっぱりアンダースピンがベストでした。
アンダースピンの場合、フットの長いのがカバンの中で嵩張る。それがイヤなので、冒頭の組み合わせを試してみたのですが、やっぱり普通に使った方がいい。アンダースピンで合わせた場合、飛距離が安定します。それと、ハンドルがちょっと畳めるのもいい。
「常時携行可能な最小サイズタックル」の追求は続きます。