スピンキャスト80でシーバスを釣りました

久しぶりに近所の川までやってきた。

昔は、ここでよく釣りをした。

9月末といえば、そろそろシーバスのシーズンのはずだから、他の釣り人がいるんじゃないか…と思ったが、私一人だけだった。

そういえば…今日は長潮だった。潮が動かないから、ベイト(餌となる小魚)が動かない。すると、シーバスも活性が低い。昔、私がよく釣りに行っていた頃、長潮の日は「休漁日」にしていた。

わざわざ長潮の日を選んで、新しいリールの入魂をやらなくても…と思ったが、返ってその方が闘志も湧くではないか。

ただ、今まで私は長潮の日に釣れた記憶がないのだよね…

結論から言って、1匹は釣れた。35cmの若々しいツラガマエのシーバスだ。

久しぶりの釣りで、新しいリールだから、最初はまるっきりの初心者みたいにオッカナビックリ始めたけれど、1時間ぐらいかけてなんとか釣果を得た。

とにかく、スピンキャストリールでは飛距離がでないし、選んだルアーはワームで、最初は3グラムのジグヘッドを選び、釣れなかったので次は2グラムのジグヘッドを使った。それでゆっくりテクトロをしていたら、コイツが釣れた。

適当に落とし込んで、歩きながらラインを出して、それでクラッチを効かせて、テクトロを開始するので、この方法だと飛距離云々は関係ない。リールはただの糸巻きである。私はこういうテクトロをよくやるので、そういう意味で別にスピンキャストリールであっても、何の問題もない。

今回使用したワーム。昔使っていたのをそのままにしていたのを引っ張り出してきたから年季物である。

上から説明すると

  • コアマンパワーヘッド(2グラム)+R-32マイクロ
  • がまかつレンジスイマータイプミドル(3グラム)+R-32(ノーマルタイプ)

である。この組み合わせは私の鉄板ワームだ。

R-32は私が言うまでもないが、シーバス用ワームとしては傑作であると思う。

特にこのカラーは昔よく釣れた。カラーの名前はなんだったっけ。

泉なんとかだったと思うのだけど。

がまかつレンジスイマータイプミドルは、形状からして水中での安定性がある。狙ったところに確実にキャストできて、確実にコントロールできるかのような手応え…水中は見えないから正確には分からないが…でも、手応えとしては水中で狙ったとおりに動かせられるような感覚があって、たのもしい。

フックも鋭利で合わせがサクッと決まる。今回使用したのはかなり前のものだから、あまり鋭利ではなかったと思うが。

昔は9月~10月だと、このワームでまず様子を見て…というのが私の定石だったけど、今回はアタリ1つなかった。やっぱり長潮じゃどうしようもないか…帰ろうか…その前にワームを変えよう…と思って使ったのが次のもの。

これまたオンボロで申し訳ありませんが(笑)、「新しくリール買ったのなら、ワームぐらいケチらずに新しいのを使えよ!」と言われそうですが、サカナはいちいちワームが新しいか古いかなんて見てないもの。釣れたらいいんです。そしてこれが今回のヒットルアーになりました。

昔、バチ抜けパターンにハマりまくっていた頃によく使った組み合わせなんですけど、月明かりがある程度ある夜にこれを使うと小気味よくアタリが来るんです。シーバスもチヌもボラもこれに吸い寄せられるように喰らいついてくる。たぶんこの暗い赤というのは、月光に透かして水中で見ると、サカナの目に反応しやすい何かがあるのかな…。

2グラムのジグヘッドで、軽く投げて、波や流れに乗せるような感じで、ゆっくりとテクトロしたり、巻いていたりすると、「ビビビン!」と来る。

アタリを弾かないように、やわらかいロッドを使うと、「気がついたら乗っていた」みたいな感じで釣れてしまう。

今日は長潮で潮の動きはなかったのだけど、川は流れていたので、そこでベイトが流れてくるのを待つシーバスが居着いていたみたい。

35センチぐらいのシーバスだと、ダイワ・スピンキャスト80は何の苦労もなく寄せられました。あんまり簡単だったので、ちょっと気抜けしたぐらい。

「なんだ、普通に使えるじゃん」というのが正直なところ。

これから色んな釣り方で、スピンキャストリールの真髄に迫ってみようと思います。