新しいリールで、新しい人生を始めたい。そういうバカげたことを思いついた時に、頭に思い浮かんだのはこのリールだった。
「スピンキャスト80」
子供の頃から、スピンキャストリールというヤツが気になっていたのだ。
ダイワが2014年になって「新発売」したのは知っていたが、どうせすぐに消えるだろう…と思っていたら、もう3年も販売しているではないか。
アマゾンで購入したら次の日には届いた。箱から取り出して見てみると…なんとも面白い形をしている。
ネットで見ていたのと、実物を見るのでは印象が違う。赤い塗装というのかメッキというのか…ちょっとケバケバしい感じ。アブみたいに少し深みのある雰囲気ではない。
全体的にオモチャっぽいのだが、よく考え抜かれているデザインで、リール全体は小さいけれど、クラッチボタンやハンドルノブはそれなりに大きく、子供も大人も安心して使えるようになっている。
フロントカバーは肉抜きされて、軽量化に貢献している。
ラインガイドの開口部は直径1.8センチぐらいかな。
これがスピンキャストリールの内で、標準的な大きさなのか、大きめなのか、小さめなのか、よくわからないけど、まぁこんなものかという大きさ。
フロントカバーはねじ込まれているだけなので、回すと取り外せる。
この金色の円柱が「ピックアップピン」というヤツで、クラッチボタンを押すとこれが引っ込んで、この銀色のカップみたいなのが「ニョキッ!」と前に出て、ラインを放出できるようになる。スピンキャストリールで、このピックアップピンのことはやたらと注目の的となる重要部分だけど、材質はなんだろう?
ドラグダイヤルはちょっと固い。一度バラして中を確認しておきたい。
最初から6ポンドラインが95メートル巻かれている。私はナイロンラインを使わないので、これは全部取っ払ってPEを巻く。
箱にラインキャパが書かれている。号数で表記してくれた方が嬉しいのだがしょうがない。
こちらのページを参考に号数を調べると6ポンドは1.5号とある。
ちょっと悩んで、部屋の中でガラクタを漁ってみると、PE0.8号が60メートル近く残っていた。中途半端な量なので、使い道がなく、急いで捨てる必要はなかろう…と思って残しておいたのだ。
最初についてきた6ポンドのナイロンラインを40ぐらい下巻きにして、それからPE0.8号60メートルを巻いてみたら、上の写真のようになった。
どれぐらいが適正なライン量なのかわからないけど、まぁ、これでいいだろう。
これで新しいリールは手に入って準備もできた。
とりあえずこれで、近くの川に行って、何か釣ってみようと思う。